プログラム委員からのメッセージ
現在PCIの手技はデバイスの改良や手技の向上によってPCIの初期成績は良好なものとなっている。しかし頻度は低いものの合併症は起こりうるし、行った際に適切なベイルアウトができないと重篤な結果につながる。従来はカテ室でこのような合併症を身近に経験することがあり、その経験が臨床に生かされていたが、最近は稀な合併症は経験する機会もほとんどなくなっている。本セッションではそれぞれの合併症について、倉敷中央病院の過去の合併症症例をもとに、その予防とベイルアウトについて様々な視点から参加いただいた先生方と議論できればと思います。