ARIA2021 会長挨拶

大会テーマ

シン・ARIA
~電魂でリアルを学べ!~

2021年11月19日~21日の3日間、Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement (ARIA) 2021を開催させていただくことになりました。昨年のARIAはCOVID-19のパンデミックにより開催形式をオンラインに変更し、門田・坂本両会長の下、ARIA in Silico 2020として開催され、過去最高となる合計2186名の医師、コメディカルスタッフ、企業関係者の方々にご参加いただきました。コロナ禍において全国区での「大規模Web学会」という新しい試みを、マルチチャンネル配信(EventHubによる最大8チャンネル)で行い大成功裏に終えることができました。約半年が経過し、2021年の春を迎えた今もCOVID-19蔓延は未だ終息の見通しがついてはおりませんので、ARIA2021も完全には以前の対面方式の開催には戻さず、オンラインをメインとした開催形式を予定しております。

しかしながら物事には2面性があります。パンデミックにより失われたものがある一方で、この1年でDx(デジタルトランスフォーメーション)が一挙に進みました。学びの形も大きく変化しましたが、オンライン開催であるが故のメリットを私達は体感しました。参加者は時空間を選択する自由を得たこと、多忙な若手循環器医でも仕事終わりに参加できること、立ち見がないこと、チャンネルからチャンネルへ秒速で飛べること、さらにはアーカイブで予習や復習ができること、などなど。この様な背景のなかで本年のARIAのテーマは「シン・ARIA~電魂でリアルを学べ!~」とさせていただきました。「シン」には「ニューノーマル」、「電魂」には「サイバーな心」の意味を込めております。コロナ禍における新しいARIAの在り方を模索しながら、参加していただく皆さまにトコトン満喫してもらえる会議を目指して参ります。

ARIAは冠動脈インターベンション、Physiology、SHDインターベンション、末梢動脈だけではなく、医療経済や医療機器イノベーションまで幅広い分野をカバーしており、包括的な学びの場を提供しております。今年2月からは、ARIA本会(11月末)までの懸け橋となる教育の場「ARIA塾」を開講し、インターベンション現場のエクスペリエンスを皆さまと共有し、知識向上を目指す取り組みも始め、徐々に盛りあがりを見せつつあります。

足元のパンデミックの状況が悪い中、Webというサイバー空間を利用し「ライブを止めるな!」とばかりの皆様の旺盛な向上心はとどまるところを知りません。シン・ARIAが皆様の向学の一助となれば理事一同幸甚です。是非、シン・ARIAに全集中!してみて下さい。

 

令和3年5月吉日

Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement
ARIA2021 会長

岡山 英樹(Hideki Okayama)
愛媛県立中央病院

園田 信成(Shinjo Sonoda)
佐賀大学医学部付属病院

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