ARIA2022 会長挨拶

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Dual-sword interventionalist: Science and Arts
~インターベンション二刀流:智と技~

謹啓 時下、貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、また医療の実践、医学の研究・教育および研修におきまして、貴社製品を通じ、多大なご貢献を賜わり、誠にありがとうございます。

さてAlliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement(ARIA)2022を令和4年11月18日(金)〜20日(日)の3日間、レソラNTT夢天神ホールを発信会場とし、完全Web形式で開催させていただきます。

 

医療を取り巻く環境は、少子高齢化、医療技術の進歩、及び医療提供の場の多様化等により大きく変わり、その中で国民の医療に対する意識は、安全・安心の重視とともに、量から“質の向上”へ大きく転換しています。つまり、患者価値:Patient-Reported Outcomeを重視したValue-Based Healthcare(VBHC)です。我が国においては循環器病対策基本法が実効フェーズに入った今まさに、医療者と製薬・医療機器メーカー、行政など各ステークホルダーが手を携えあって、アウトカム最大化とコスト適正化という目的を共有し智恵を絞っていかなければなりません。

そのような環境の中、interventional cardiologistは日々発信し続けられるエビデンス、知識をキャッチアップし、自身のインターベンション技術を磨き続け、患者の希求する真のvalueを提供することが求められます。まさに大リーグでピッチャーとしてもバッターとしても大活躍する大谷翔平選手さながら、“智識”と“技術”の両方を併せ持つ二刀流がARIA 2022の目指す次世代インターベンション医の理想像です。

そこで、令和4年ARIA 2022のテーマは、「Dual-sword interventionalist: Science and Arts~インターベンション二刀流:智と技~」とさせて頂きました。インターベンションの近未来を担う若き次世代には、智識も技術も二刀流で存分に磨いてほしいという願いを込めました。

二刀流を代表する二天一流兵法の開祖、剣聖宮本武蔵は、美作国、いまの岡山県に生まれ(諸説あり)、佐々木小次郎との巖流島の闘いなど多くの逸話を残し、晩年は肥後国細川藩に招かれ、金峰山霊巌洞で兵法書「五輪書」を著し、いまも熊本市北区の武蔵塚に祀られています。

ARIA 2022は、元祖二刀流宮本武蔵の生誕、薨去の地の両会長が、国民の健康寿命延伸に心血管インターベンションがさらに駆使される近未来をイメージしながら、日々患者の病と対峙し患者価値の最大化に腐心している循環器内科医にとって、二刀流バイブル「五輪書」のような智の教育・技の伝承の場になりたいと願っております。

ARIA 2022には、インターベンション医のみならず多くの循環器内科医、アカデミアの研究者、メディカルスタッフ、企業、行政の方々、多くの方にご参加いただき、来るべき近未来の理想のinterventional cardiologyを語り合いたいと思います。

末筆ではございますが貴社の益々のご発展を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

令和4年5月吉日

Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement
ARIA2022会長

上村 史朗(Shiro Uemura)
川崎医科大学

辻田 賢一(Kenichi Tsujita)
熊本大学

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