【ARIA心不全ディスカッション】座長の言葉

2018/11/23(金・祝)第3会場 3F B中会議室

第1部 9:00-10:30、第2部 10:30-12:00

ARIA心不全ディスカッション〜急性期診療からチーム医療・緩和ケアまで〜

第1部:急性心不全を再考する
第2部:心不全多職種チーム医療・緩和ケアを深論する

座長:柴田 龍宏(久留米大学)

座長の言葉

世界最速の高齢化と循環器急性期診療の発展を背景に、本邦の慢性心不全患者数は増加の一途をたどっており、その様相は「心不全パンデミック」とも表現されています。このような時代背景から、2016年10月に「高齢者心不全患者の治療に関するステートメント」(日本心不全学会)が、そして2018年3月には急性心不全と慢性心不全に分かれていた本邦の診療ガイドラインが一本化されて「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」(日本循環器学会・日本心不全学会)として発表されました。そこから見えてくるのは、急性と慢性に心不全を「区分」するのではなく、心不全の発症予防から終末期に至るまでを「時間軸:病みの軌跡」で捉えた診療への期待です。
本セッションでは、心不全の“時間軸”の中でも特に急性心不全管理と慢性期〜終末期にかけての心不全多職種チーム医療にフォーカスを当て、キーノートレクチャーとリアルな症例検討で心不全診療の「今」を紐解いていきます。

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