【コメディカルコース】企画者の言葉

2018/11/24(土)電気ビル本館地下2階 9:00-16:50

コメディカルコース

第一部 心カテ中のバイタルサイン観察のレベルアップ
第二部 IVUS/OCTの活用法〜イメージングデバイス120%活用を目指して〜(WS)
第三部 エキスパート育成への取り組み
第四部 心機能評価について-心エコーとスワンガンツカテーテル-
第五部 虚血の評価-FFRと安静時指標-
第六部 カテ室看護師の理想と現実~専任と兼任、それぞれの立場から~(WS)

企画者:伊藤 朋晃(小倉記念病院 検査技師部工学課)

企画者の言葉

カテーテル室におけるメディカルスタッフの理想は、多職種で業務を補い合い、チームとして機能することです。しかし実際は、覚えることが多いことや、デバイスや治療の進歩が早く、情報量が多い割りに、学ぶ機会は少なく、追われる毎日を過ごしていませんか?
日常業務は、知識を持つことで自信を持つことができると考えています。自信を持って仕事が行える環境は、チームとして機能することの第一歩だと思います。
本セッションは、医師が何を考えて検査、治療を行っているかなどの知識を体系的に学ぶ、アップデートするコースで、聴講するメディカルスタッフが共通して抑えておくべく、テーマを設定しました。バイタルサインや、心不全評価などの基本的事項から、FFR、安静時指標などのトピックス、そしてIVUSをはじめとするイメージングデバイスを、どう考え、読むか、伝えるか?など日常業務を振り返り、ディスカッションをおこなうワークショップ、カテ室看護師の理想と現実と題して、カテラボナースの日常を振りかえり、専任、兼任といった事での悩み、施設間の体制を元にディスカッションを行うワークショップを企画しています。本セッションは、明日からの業務の活力の一助となることを目指し、準備してまいります。皆様のご参加お待ちしています。

伊藤 朋晃(Tomoaki Ito)
注目のコメディカル企画

IVUS/OCTの活用法〜イメージングデバイス120%活用を目指して〜(WS)
本セッションは、普段のイメージングデバイスを操作する上で、イメージングデバイスで困ったこと、悩んだこと、slow flowの予測をどのように行うか?そして、IVUS/OCTの選択基準、OCTでの造影剤を減らす工夫など、日常を皆で振り返り、5施設のイメージング業務の工夫や取り組みをご発表いただき、ディスカッションを行います。

心カテ中のバイタルサイン観察のレベルアップ
カテ室は、心電図、血圧、酸素飽和度といったバイタルサインの監視は必須です。
本コースでは、主に12誘導心電図から考える虚血性変化を呈する症例を交えながら観察ポイントを学びます。心電図の理解は、患者さんの変化に気付く大切なパラメータです。明日から自信を持って心電図を見れるようになりましょう。

エキスパート育成への取り組み
IVUS、OCT画像を読み、伝える技術はどのように教えるか?についてSafety, Speed, Simpleに読み、伝えるTipsを演者の経験を交え紹介します。Imaging guide PCIを支えるのは貴方だ!!

心機能評価について-心エコーとスワンガンツカテーテル-
”structural heart disease (SHD、心構造疾患) インターベンション”の進歩が目覚しいなか、心カテ室でも「弁膜症」「心不全」の評価がどのように行われているかメディカルスタッフは理解する必要が増してきました。本コースでは、心エコーのレポート、スワンガンツのレポートから、何が分かり、どのように把握すれば良いか学びます。

虚血の評価-FFRと安静時指標-
FFRのエビデンスを元に、本邦でもPCI算定基準に虚血の評価が必須になりました。あわせて、瞬時血流予備量比(iFR)をはじめとした薬物負荷をせずに虚血の評価を行う安静時指標がトピックスになっています。現在では、iFRに続き、全周期の安静時指標(RFR)出てきた中、本コースでは、それぞれのインデックスが何を意味するか整理します。

カテ室看護師の理想と現実~専任と兼任、それぞれの立場から~
カテ室看護師の役割は大きく, 看護という独自性はあるものの, 施設により専任や兼任の違いがあり, どのように業務を構築するかは施設間で異なっています。
そこで、本コースでは、専任により業務を行う施設の悩みと、兼任での業務における悩みとを情報共有し, カテ室ナースの目指すべき理想像の模索、現場の問題解決の糸口を見つけられるような場とします。今回のディスカッションにより、多職種連携の一助となるような提案もできればと考えています。

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