座長の言葉
今年のARIA Bifurcationは「最新のリアルワールドを追求する」がテーマです。
DESの進化に伴いPCIの適応も拡大されてきて、ついにはLMT Bifurcationの安定型狭心症に対するガイドラインも変更されました。Provisional strategyがスタンダードになっていますが、分岐部病変を目の前にして術者はいつも決断を迫られます。
・この側枝は手を出すべきか？
・側枝をどう処理するか？
・どのDESを選択するか？
・DESを使わない治療選択はあるのか？
です。その一つ一つに最先端の知見を持った演者が答えてくれます。
最新のMDCTソフトウェアを用いた分岐部のテリトリー解析法を角辻 暁先生に側枝に対するDrug coated balloon(DCB)の本当の有用性が本当にあるのかを、小岩屋 宏先生に決まったプロトコールでDESを留置した際のoutcomeについて、DES間の比較を菅野 大太郎先生に、さらに、究極のstent less strategyであるDCAの本当の有効性を木谷 俊介先生にそれぞれ発表して頂きます。
DCBとDES製品の演題が増えましたが特定の会社に対する忖度は何もありません。
どうぞ、今年のARIAのオープニングもBifurcationでお楽しみ下さい。