ARIA2025|会長挨拶
今回のARIAのテーマは”イマを知る、ミライを変える”です。
この度、2025年11月21日(金)〜23日(日)、福岡市の電気ビル共創館におきましてARIA (Alliance for revolution and Interventional Cardiology Advancement) 2025を開催させていただきます。
昨年で10回目を迎えたARIAですが、コロナ禍の中2020年から2022年はオンラインもしくはオンラインをメインとした開催形式で臨み、2023年は福岡で開催されたCVIT総会に全面協力する形での休会、2024年は晴れて完全オンサイトでのARIA開催となり大盛会で幕を閉じました。アフターコロナにおいても引き続きWEBでの学会・研究会が多く行われておりますが、ARIAは今年もオンサイトにこだわり、福岡の地で皆さんと直接face to faceで議論をしたいと思っております。
ARIAの重要な目的の一つとして、ライブでの情報発信であり、今年はPCI・EVT・SHDのライブを予定しております。大きな目玉のひとつとして、倉敷中央病院からのSHDライブがあります。SHDインターベンションの領域においては、基本手技がある程度完成され初期成績は安定したものとなりましたが、関心は適応拡大やライフタイムマネージメントに移行しつつあります。また、新たなデバイスや手技も次々と導入されてきており、それらの適応や使い分けについても議論されるようになってきています。本会では、そういったup-to-dateなトピックスを議論できるようなライブを行いたいと考えています。
今回のテーマは、「イマを知る、ミライを変える」とさせていただきました。「イマを知る」は、若い世代・中堅の世代にイマの知識・技術を知っていただく機会として教育的な座学・ライブを準備しています。若い世代が知りたい事を発信し、会の終了後には自施設でやりたい治療を実践出来るような、そんな知識と技術を提供できる場でありたいと願っています。そうすれば、新しいイマの積み重ねが、きっとイマとは違った新しく進化したミライに変わっていく事でしょう。また「ミライを変える」為に、多くの先生たちが現在進行形で様々な臨床研究を行ったり、新しくもしくは工夫された治療戦略を生み出したり、メディカルスタッフがより良い治療環境を改善したり、企業が新しいデバイスを開発したりと、より良いミライに変えるべく、様々な努力が日々行われています。それらミライを変える新しい知見についても活発な議論が出来る事を期待しています。10年前には想像もしていなかったイマが、また10年後には新しいミライに変わっていく、ARIAが奏でる医療のミライを共に作り上げていきましょう。
令和7年3月吉日
Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement
ARIA2025会長
栗山 根廣(宮崎市郡医師会病院) 福 康志(倉敷中央病院)